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太陽光発電システム
様々なメーカーの太陽光発電システムの価格や性能などを詳しく比較してみました。
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太陽光発電各メーカーの比較

太陽光発電各メーカーの比較

各社太陽光発電パネルの比較
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特に重要な「価格」「出力」「保証」の3点を中心に各メーカーの太陽光発電モジュールの比較をしています。

太陽光発電システムの導入をご検討する際には、ほとんどの場合に「何を検討の基準にしたらよいのか」がはっきりとわからず、結局「有名なメーカーで金額が安い」ということで選択してしまう方が多いのが現実です。例えば車を購入する際に、メーカーと金額だけで購入を決定してしまうでしょうか?性能、安全性や見た目など、金額以外にも検討の要素が色々とあると思います。もちろん太陽光発電システムも同じです。

特に重要だと思われる「価格」「出力」「保証」の3点を中心に、トリナ・ソーラー、京セラ、三菱電機、ソーラーフロンティア(昭和シェル)、パナソニック、東芝(サンパワー)の各太陽光発電モジュールについて比較いたしました。

こちらのページで比較しているパネルは、調査時のものです。既に製造中止となっている場合があります。
また、価格や補償内容などについては調査時の内容です。

価格の比較

point1 価格についての比較

各社の太陽光パネルは1枚当たりの出力容量が異なりますので、各社製品の比較のためにW単価で比較してみました。

工事費などを含まないパネルのみでの価格で、比較のために割引などがされていない状態での価格です。

メーカー W単価
(円、税別)
製品名など モジュール例
トリナ・ソーラー (OPEN) TSM-260PC05A TSM-260PC05A
京セラ 480 ~ SAMURAI
ADVANCEなど
ECONOROOTS
三菱電機 640 長方形モジュール
ハーフモジュールなど
PV-MA2000B
ソーラーフロンティア (OPEN) ブラックモジュール SF-160S
パナソニック 725 HIT240シリーズ HIT240
東芝 700 コンパクトモジュール SPR240

w単価とは

w単価(ワット単価)とは太陽光パネルの単価をパネルの出力(w:ワット)で割った、出力1ワット当たりいくらになるのかを示したものです。

出力の比較

point2 出力についての比較

検討の際に以外と盲点となりやすいのが、出力についてです。実際に導入はしたけれど、発電効果がほとんど無い!なんてことがあってはせっかく高いお金を払い導入したシステムも無駄になってしまいます。

出力が大きい=発電量が多い=売電が多い(電気代が安くなる)

大手メーカーのシステムでまったく発電ができないほど出力性能が悪い商品は当然ございませんが、少しの出力差でも、長い年月使用することによって各社変化が生じると思います。
また、発電には屋根勾配や方位など、システムの性能以外の部分も重要な要素となりますので、導入前には「我が家の屋根でもちゃんと発電可能なのか」シミュレートしておいたほうが良いかと思います。

各社1kWシステムに換算した場合での年間発電量予測値

想定条件:南向き/30度/東京地域 経年変化による出力の低下は考慮せず。

メーカー 年間発電量予測値(kwh) 備考
トリナ・ソーラー 1082 栃木県での実測値で1384kwh(6ヶ月平均値)
京セラ 1041 25年発電しているモジュールの出力低下は9.62%
三菱電機 1083  
ソーラーフロンティア 1113 茨城県での実測値で1235kwh
パナソニック 1125  
東芝 1165  

モジュール1枚当たりの最大出力及びセル変換効率

メーカー 最大出力(w) セル変換効率(%) 備考
トリナ・ソーラー 210 ~ 260   実行変換効率17.8%
京セラ 48 ~ 200 ※2 17.72 ※1 ※1 200Wモジュールの場合
※2 形状の異なるモジュールがあります
三菱電機 84 ~ 212 ※2 14.9 ※2 形状の異なるモジュールがあります
ソーラーフロンティア 160 15.2  
パナソニック 240 18.2  
東芝 250   モジュール変換効率20.1%

太陽光発電モジュールは、セルと呼ばれる太陽電池をいくつかまとめてパネル状にしたものですが、セル変換効率とは、このセルが単体で受けた太陽光のエネルギーを電力に変換できる割合(%)を示したものです。

各数値については、それぞれのメーカーによる予測値、及び測定値です。
設置条件などにより実際の数値は異なります。

保証の比較

point3 保証についての比較

長く使うものだけに、安心できる保証制度を

保証制度についても各社色々な違いがございます。高い費用、長い年月使用する商品ですので、メーカーの保証内容も十分理解しておく必要があるのではないでしょうか。

※屋根の形状や建物の築年数などによって、メーカー保証対象外となる場合があります。

メーカー保証制度の違い

メーカー モジュール
出力保証年数
保証制度 備考
トリナ・ソーラー 25~30年 12年  
京セラ 20年 10年 災害による被害もシステム全体を保証対象
メーカー保証規定に準じます
三菱電機 - - 販売終了
ソーラーフロンティア 20年 10年 機器について10年保証
パナソニック 25年 15年 機器について15年保証
東芝  20~25年 15年 機器及び架台について15年保証

カタログで「台風・落雷・火事・洪水の自然災害にも10年保証」を記載している京セラ。

10年保証での違いは京セラ製では自然災害の「火事・台風・落雷」の保証がついている点です。
保証ですから無いには越したことが無いのですが100%誰にも断定できません、なぜなら平成14年に太陽電池ではありませんが、茨城県の大きな鉄塔が強風でいとも簡単にねじれ倒れたのも最近の事実です。今後の異常気象は誰もが予想し難い事です。

モジュール形状の違い

設置場所に合わせるモジュール形状

異なる形状のモジュールを組み合わせることで、発電面積を大きくすることができます。

京セラと三菱電機の太陽光発電モジュールには、従来のモジュールに加え細い長方形や台形のモジュールがあり、これらをを組み合わせることで限られた設置場所を最大限に活用することが可能となります。

三菱電機製太陽光発電モジュール形状例

三菱電機太陽光発電モジュール

実際の設置例:京セラ製太陽光発電モジュール

京セラ太陽光発電モジュール設置例

たとえば、切妻屋根にモジュールを並べてできた端の隙間にも、細長いモジュールを使うことでより多くのモジュールを設置することができ、発電量を増やすことができます。

切妻屋根の隙間に

寄棟屋根の場合には、四角いパネルだけでは端の部分に大きな隙間ができてしまいますが、台形のモジュールを組み合わせることで屋根スペースを無駄なく使うことができ、発電量を増やすことができます。

寄棟屋根の隙間に

太陽電池の種類の違い

太陽電池の種類について

モジュールを構成する太陽電池にはいくつか種類があり、メーカーごとに異なります。

メーカー 太陽電池の種類
トリナ・ソーラー 多結晶(シリコン系)
京セラ 多結晶(シリコン系)
三菱電機 単結晶(シリコン系)
ソーラーフロンティア CIS(薄膜系)
パナソニック HIT(単結晶系ハイブリッド型)
東芝 単結晶(シリコン系)
多結晶(シリコン系)
結晶の大きさが数mm程度の多結晶シリコンを利用した太陽電池で、単結晶シリコンに比べると面積あたりの出力は落ちるとされるものの、生産性に優れます。コストと性能のバランスの良さから、現在の主流となっている太陽電池。
単結晶(シリコン系)
高純度シリコン単結晶ウエハを半導体基板として利用し、古くから使われているタイプの太陽電池。
変換効率が高いものの、生産コストが高くなる傾向にあります。
CIS(薄膜系)
化合物系薄膜太陽電池といわれるもののひとつで、主成分に銅、インジウム、セレンを使用しており、3つの頭文字をとりCISと呼ばれています。シリコン系のものと比べて変換効率に劣るとされていますが、逆に日陰に強いとされます。
HIT(単結晶系ハイブリッド型)
結晶シリコンとアモルファスシリコンを積層したハイブリッド型の太陽電池で、通常の結晶シリコンに比してコストが高いものの、変換効率が高く、温度特性も良いなどの特長があります。

北向き設置に対する各メーカーの見解

北向き設置について

太陽光パネルの北向き屋根への設置は、発電量が大幅に低下します。

太陽光パネルの北向き屋根への設置は、発電量が大幅に低下したり近隣への光害の可能性があるために、パネルメーカーで設置を原則禁止しているケースがあり、禁止していないメーカーでも設置をすすめていません。

メーカー パネルの北向き設置について
トリナ・ソーラー 真北から各45°の90°の範囲を設置不可
京セラ 真北より東西に45°振った範囲を原則的に設置不可 ※1
三菱電機 北面の場合積算発電電力量は大きく低下しますのでお勧めできません。
ソーラーフロンティア 真北から各45°の90°の範囲を設置不可とする ※2
パナソニック 北向きの設置は発電効率が少なく、隣家への光害の影響が予想されますので、設置ははおすすめできません。
東芝 (おすすめできません)
設置可能方向

各社ホームページ及び提供資料より。

※1 東西南面に太陽電池を設置することと比べ大きく発電量が減少することから設置不可。また、北側傾斜屋根への設置は近隣住居からのクレームとなる場合があるため設置不可。
ただし、お客様が発電量の減少を承諾し、且つ、反射光による第三者へのクレームが発生しないことが確認できた場合は、別途検討。

※2 北面設置は発電効率が半減し、また反射した光が近隣に入り込む為、北面設置不可。
北西及び北東への設置には周辺環境の確認及び施主様との綿密な打ち合わせが必要。
ただし、傾斜角10°以下の場合は、方位を問わず設置可。

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